性犯罪をやめたい ②
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
前回の続きです。
『性犯罪をやめたい ②』
❑性依存症のメリット
性倒錯になると
他人を傷つける犯罪となる場合もあり
社会的にも個人的にも
信用を失ってしまう性依存症。
それなのに
当事者だって
問題とわかっているだろうに
やめられないのは
そこには、やっぱりね
メリットがあるからです。
(メリットがあることを、悪いことと責めているのではないです)
その一つには、生理学的に言えば
ドーパミン分泌による
快感
でしょう。
では、心理的には
何かと言うと、コレです。↓
ドーパミン分泌によって
快感を感じている間、
感じたくない
感覚や感情を
感じなくて済む
です。
❑何を感じたくないのか?
予防プログラムに
参加されてい方々に
問題行動 (性犯罪) に
何を期待しているのか?
という質問をして
帰ってきた答えは
・孤独感の解消
・癒されたい
・受け入れてもらいたい
・自分だけのものにしたい
・支配したい
・達成感
・上手くやりたい
・勝ちたい
・特別なものを手に入れたい
などなど、でした。
孤独感の解消
癒されたい
受け入れてもらいたい
という感覚や感情が
問題行動を突き動かしていることが
番組を見ていて、よくわかりました。
他の答えを見ても
すごい自分や
特別な自分を感じたい
なのだろう、ということがわかります。
なぜ、自分のすごさを
犯罪行為をしてまで
相手に認めさせたいかと言えば
それは、もともと
自己否定が強いから
と想像できるし
独占したい感覚って
自分だけを見て欲しい
ということに繋がるので
やっぱり
孤独感、寂しさ
悲しさ、虚しさ、絶望、、、
などの感情が
ネックになると思います。
❑幼少期の心の傷
上記の質問への彼らの答えは
幼少期に満たされるべき
欲求ばかりなんです。
彼らの話を聞いていたら
自分の甥っ子たちを思い出しました。
3歳と7歳の彼らは、今
オレはすごいんだぞ!
オレが一番強いんだぞ!
オレは何でもできるんだぞ!
わかってよ!
認めてよ!
っていう欲求が
最高潮に達しているんですね。
それと、同じだなと思いました。
こういう欲求が満たされず
押さえつけられたり
虐待やネグレクトなどの
養育者によるマルトリートメントを
経験すると
トラウマなど
心の傷を生み
それが、心理的な成長の
妨げになります。
実際、性犯罪を犯す人たちの
幼少期は厳しいケースが多いです。
なので、大人になっても
幼少期に感じていた
孤独感や不安感
虚無感、絶望感
をずっと抱えて続け
それを感じるていると
耐えられないから
ハッキリ言えば
死にたくなるから
性へ異常に依存する、
ドーパミンの快楽に溺れる
ということもある、と思いました。
❑最後に
私が、昔に
痴漢に遭ったとき
その人は
ドーパミンが
バンバン放出されて
目が血走って、興奮して
理性を失った動物のようでした。
今思えば
こういうホルモン分泌によるライブ感を
自分が生きている!状態だと
勘違いするんだろう、
毎日が、それほど
彼にとって虚無感や絶望感で
いっぱいなのだろうと
思います。
しかしながら
性犯罪行為は
相手を傷つけることで
絶対に許されないものです。
予防プログラムの
参加者の方々は
毎日の自分の衝動に
詳しく気づいていく
問題行動が起こる
きっかけを避ける
など、様々な努力をされていました。
そういう治療法と同時に
自分が幼少期に
どれだけの傷を負ってきたのか
その事実に向き合って
本気で傷ついている自分を
自覚することが重要だと思いました。
(されているかもしれませんが!)
愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など