JOKER どん底レベルの自己肯定感
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
この間、夫と映画を観てきました。
最近話題の
「JOKER」です。
* ネタバレ注意です⚠
バットマンに出てくるジョーカーですね。
ネタバレになりますから
これから観に行く方はご注意ください。
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この映画は
虐待やネグレクトなど
悲惨な幼少期を過ごしてきた
心優しいが弱々しい男アーサーが
様々な裏切り、深い絶望の果てに
ジョーカーという存在になるまでの
プロセスを描いた作品だったと思います。
率直な感想から言うと
イマイチでした(T_T)
金獅子賞だっけ?も取ったそうで
楽しみにしていたけど残念。
私がイメージしていたジョーカーって
ジャック・ニコルソンだったから
今回のジョーカーが、あまりにも
人間っぽ過ぎて、ピュア過ぎて
自分の中で辻褄が合わなかった。。
狡猾で嫌なやつじゃなかったのね、全然。
だから、ラストシーンの精神病院の
ジョーカーとつながらなかったよ(T_T)
そして
アーサーの絶望の表現の仕方が
これでもか!これでもか!
というふうで
表面的にはすごい悲惨なのに
心に迫ってくるものが
残念ながら、私にはなかったです。
あんなに優しい少年が
(少年にしか見えない)
ジョーカーになる程の絶望って
もっと差し迫るはずなのになぁ。
心に伝わるものがなくて
そんな自分大丈夫か?
とも、悩んだ2時間でした😅
ホアキン・フェニックスは
素晴らしかったのですが!
❑親しみのあるアーサーの心情
見終わった後に、夫が
「ジョーカーは誰でもなりうるね。」
と言ったんだけど
確かに、アーサーの心情って
共感できる親しみのあるものでした。
夫と同じように感じた人
多かったんじゃないかな…
そう思って
レビューを少し読んでみたら
似たようなことが
チラホラ書いてあったし
絶賛している人も多かったです。
アーサーと似た心の傷、悲しみ
苦しみ、寂しさ、辛さ、絶望、怒りを
みんな持っている、知っているんですよね。
やっぱり、日本(世界)は
闇が大きいんだなと思いました。
意外とこんな惨状もありきたりなのかも。
❑誰のために底辺でいるのか?
アーサーは
コメディアンを目指しながら
ピエロの仕事で生計を立てていました。
夢は、売れっ子コメディアンになって
人を笑わせたり、和ませたり
癒しを与えて存在意義を感じたい。
みんなの注目を得て
評価を得て、大事に扱われたい。
誰よりも一番になりたい。
どんな気持ちにも寄り添ってくれて
どんな自分のネタにも笑ってくれる
美しい女性に無条件に愛されたい。
そんな風に夢焦がれているんだけど
でも、現実にある自分は
惨めで、無能で、貧乏で
誰にも愛されず
全ての底辺のような存在。
みんなを笑わせたいのに
笑われてしまう存在…
絶望のどん底なわけです。
こんな、絶望的に虚しすぎる自分を
感じないように
理想の世界を妄想したり
社会が悪い、富裕層が悪い、、
と、外に敵を作り出して憎悪し
殺人鬼となっていく。
それに賛同する信者達によって
自分たちの代弁者だ!と
アーサーはジョーカーとして
持ち上げられるんだけど
やっぱりセラピストとしては
そもそも、誰のために
底辺の存在でいるのか?
と、ついつい
考えてしまうのでした。。
続く…
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アーサーは、損ばかりの人生で
自己肯定感がどん底レベルでしたね。
そういうポジションを
自分で無意識にも
あえて取っているとしたら、、、
そんなことってある?
って思いますか?
あるかもしれないのです!
それを知って
貧乏くじ人生を抜け出したり
自己肯定感を育むことができます。
11月30日(土)

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