HSPの自己肯定感が低くなりやすい理由
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
前回は、HSPの概略を書きました。
セルフテストのリンクも貼りましたので
良かったら、ご覧ください。
今日は前回の続きです。
「HSPの自己肯定感が低くなりやすい理由」
❑過敏だと余分に傷つきやすい
同じ環境で育ったとしても
傷つく度合いが違うことがあります。
甥っ子や友だちの子どもを見ていても
その子の生まれ持った気質ってあるなぁ
って思います。
HSPも生まれ持った気質なんですよね。
その、過敏な感受性が
傷つく経験を生みやすくすることは
多いかもしれませんね。
たとえば
自分の中に入ってくる
情報の処理が多すぎて
理解まで時間がかかるから
できなくてダメだな
バカだなーと思いやすい。
刺激に弱く
過剰に嫌がる傾向が強いので
ウザがられたり
わかってもらえなければ
誰にも理解してもらえない
自分はダメな存在だと思いやすい。
共感力が強くて無境界になりやすく
相手のネガティブな感情を
飲み込み続けたり
こんな状態が続いたら
どうなるでしょう?
そのままの自分にOKを出す自己肯定力は
育ちにくくなりますよね。
うん。確かにそうだなあ。
と、書いていて
でも、そういう気質であっても
そのままの自分を
子どもの頃から
親や家族がちゃんと
受け止めてくれていたら
どうだろう?
と、疑問が湧きました。
傷つきやすくても
家族が受け止めてくれて
共感してくれて慰めてくれて
励まして応援してくれたら…
HSPの人は、普通の人より
苦労が多いかもしれないけれど
自己肯定感自体は
そんなに低くならないのではないか。
色々考えたあとに
そう思いました。
❑自己肯定感が低くなるそもそもの原因
HSPが原因で
自己肯定感が低くなるのではなく
そもそもの原因は
生育環境にあります。
自己肯定感は
どんな自分にも価値がある
という、感覚です。
両親が不仲だったり
仮面夫婦だったり
親自身が幸せでないと
家庭は緊張感で不安定になります。
そんな中では
子どもの様子に十分共感して
安心感を与えることは
難しいでしょう。
結果として
子どもの自己否定する感覚が
形成される可能性は大きいです。
HSPの気質があれば
それは、さらに悪化しかねません。
❑HSPの人が自己肯定感を高めるには?
セルフチェックテストをしたら
私自身もがっつりHSPでした。
赤ちゃんの頃から
過敏だったと散々言われていたので
まぁ、そうかもね、と思います。
そして、育った家は機能不全家族だったので
結果が出せないことがあっても
落ち込まなくなったし
そのまま我慢していたけど
不快を感じないように
自分なりに対処できるようになったし
相手の感情を飲み込み過ぎない
無境界にならなくなりました。
HSPの気質は変わらないけれど
自己否定が激減したことで
生きるのが楽になりました。
自分を肯定する力は
ありのままの自分を大切にする力。
幸せに生きるための必須力です。
11月30日(土)

愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など