【後編】ひきこもりのもう一つの脱出方法は、、
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で 安心して幸せに生きる ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト 藤本あ礼 です。
安室ちゃん、引退されましたね。
コアなファンではなかった私でも
安室ちゃんの代表曲は何曲も知っていて
励ましてもらったこともありました。
その説は、ありがとうございました。
25年間、第一線で活躍し続けることは
並大抵の努力では
成し遂げられなかったでしょう。
安室奈美恵 様
長年、お疲れさまでございました。
ずっと幸せでいてください
さて、本日は
【後編】ひきこもりの
もう一つの脱出方法は
です。
前編をお読みでない方は
ぜひ、先に読んでみてください。
ひきこもりから脱出するために
子どもがひきこもりから脱出する
もう一つの方法は
お父さん、お母さんが
本当の意味で幸せになる
ことです。
言い換えれば、お父さん、お母さんが
自分の心の苦しみに向き合う
ということです。
母と息子
Eテレで放送された番組の中で
ある、ひきこもりの息子と母親の
インタビューを見ました。
息子さんは、38歳。
大学での人間関係のトラブルから
ひきこもりになって
ひきこもり歴13年くらい。
父親の死をきっかけに
経済的な危機感を覚え
現状から抜け出すことを考え始めました。
彼はカウンセリングに通っていて
担当のお医者さんが、親へのすすめとして
🔵息子に安心感を与える
🔵本人に家計を開示し、将来設計を立てる
🔵月々定額の小遣いを渡す
という提案をしたけれど
母親は取り合わなかったのだそうです。
インタビューで母親(68歳)は
こう話していました。
以下、インタビュー ↓
亡くなった主人は
引きこもりしているのは
本人の問題だから
自分は関わらない
という主張だった。
主体は主人なので、私もそのままの考え。
(中略)
私は、健康を害さないように
彼の身の回り、食生活を考えていただけ。
自分も心の闇の中に入ってしまう。
息子と一緒に死のうとか
楽になるだろうとか
そういう怖さはある。
(以下省略)
母親の苦しみ
インタビューを聞いていて
息子の日常的なお世話はするけれど
彼の要求や気持ちには寄り添わない
そんな風に聞こえました。
お父さんもお母さんも
「息子に関わらない」
と言っている時点で
ご両親自体が、もともと
対人関係に何らかの問題を
抱えていることが想像できますよね。
大事な家族が困っていたら
どうにか助けようとするのが普通です。
人間関係に問題がある人は
基本、人が怖いので
(家族であっても)
相手と深く関わることが
できません。
恐らく、ご両親も子どもの頃
自分の両親に愛情深く育てられて
いないのだと感じます。
そしてまた、私は、このお母さんの
苦しみを感じました。
亡くなった夫の考えを
今でも自分のものとしている
ということは
もともと、この方は
自分で考えて決めることを
してきていないのだと思いました。
自分で考えて決める
ことができない人は
多くの場合
自分を殺して
親のために生きてきた人です。
(そういう生き方を選択する
メリットはありますが…)
これは、とても苦しい状態です。
自分も心の闇の中に入って死にたくなる
ということを言っているので
きっと、息子さんがひきこもりになる
ずっとずっと昔から心の闇はあって
生きづらくて死にたい
という感覚を持っていたのでは
ないかと想像します。
(私の完全な主観)
もし、そうだとしたら
そんな不安定なお母さんが
息子に安心感を与えたり
社会復帰に向けて計画的に考えたり
というのは
かなり難しいかも…と思いました。
お医者さんの提案に、私も
なるほど!と納得するのですが
その提案ができるようになるには
お母さん自身が、時間をかけて
癒される必要があると感じます。
みなさんは
どう思われるでしょうか。
最後に
生きづらくて死にたい
を、抱えているお母さんに育てられれば
人が怖くて
家族と深く関われない
お父さんに育てられれば
同じような感覚を、子どもが取り込んで
対人関係が上手くいかなかったり
自分の人生を生きずに
ひきこもりになるのは
不思議ではないでしょう。
高橋先生の引用にあるように
(前編をご覧ください)
可哀想な父や母を残して
自分だけ自立することに
罪悪感だって生じてくるかもしれません。
ですから、子どもにとって
お父さんとお母さんが
幸せで生きているというのは
本当に大事なことなのだと思います。
最後の最後に
子どもの苦しみが、親の苦しみで
親の苦しみは、祖父母の苦しみで
祖父母の苦しみは、またその上の、、
このように、生き方のパターンは
永遠に繰り返されています。
この繰り返されるものを
引き継ぐのか、止めるのかは
その人の意思や判断によります。
両親が、真剣に心と向き合って
自分を幸せにすることができたら、
祖父母からのパターンを
引き継がないと決心したら、
子どもの問題も解決しやすくなるでしょう。
けれど、なかなか現実は
思い通りにならないもの。
両親が変わってくれるのを
待ち続けていたら
いつか、浦島太郎みたいに
なってしまいかねません。
もし、いま、あなたが
ひきこもりで苦しいと思っていたら
やっぱりね、
自分自身がこれから
どう生きていきたいか?
を考えることが大切かなと思います。
そのために、少しずつでも
動き出し続ければ
必ず助けてくれる人が出てきます。
そして、道が開ける。
これは、本当です。
長々とありがとうございました!!
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