ひきこもり

私も引きこもりだった

こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で 安心して幸せに生きる ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト 藤本あ礼 です。


ほとんどの学校では新学期が始まりましたねー。

今年の夏休みの思い出は
みなさん、どんなものがありますか?

私は、甥っ子たちと一緒に花火をやった思い出が印象深いです。

3歳の甥っ子がね、最初はみんなで花火を楽しんでいたのに
途中でもう帰る!と急に言い出したのです。
なので、私は彼と一緒に先に部屋に戻りました。

部屋に戻って
どうして途中で帰りたくなったの?と聞いたんです。

そしたら、甥っ子は言いました。

「花火がついて、それが消えるのが嫌なの」 (; ・`д・´)ハッ

なななんと!サラッと深いことを呟かれた気がする!!
切なさを感じちゃっているんだねレンレン。(←甥っ子のあだ名)
そっかそっか!と言ってレンレンを抱きしめようとしたら

やめて、と拒否された
アヤおばちゃんでした(涙)


先日、Eテレで

「ひきこもり新時代、長期化する、募る焦り」 を興味深く見ました。

ひきこもりの中でも、主に10年以上、長期化している人々の話でした。
全国の15~39歳までの「ひきこもり」は、およそ54万人。
精神科医の斎藤 環先生によれば、30歳以上だけで50万人以上いるのではないかと推定されるそうです。

ひきこもり

今回のブログで言う「ひきこもり」を「社会的ひきこもり」 と限定します。

社会的ひきこもりって、どんな状態?


社会的ひきこもりは、病気ではなく「社会的にひきこもっている状態」を指す言葉です。

ここで言う「社会」とは
ほぼ 対人関係全般 のことで 家族以外のあらゆる対人関係を避け そこから撤退してしまうことです。
ですから、社会的ひきこもりのきっかけのほとんどは人間関係のトラブルです。

状態としては
6ヵ月以上、自室や家から出ない
ふだん家にいるが、近所のコンビニや趣味に関する用事の時だけ外出する(少しの間なら、外出できる人もいる)
他の精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの

大まかに言うと、このような状態。

他の神経障害というのは、統合失調症、躁うつ病などの精神病や脳の実質的な異常、
たとえば、てんかん、自閉症などのことです。

私の場合


私がひきこもりになったのは、高校卒業してからすぐのことでした。
記憶がハッキリしていないのですが、1年近くひきこもっていました。

最初の半年は、本当に部屋から出なかったと思います。
きっかけは 母親に対する失望 でした。
ほんの些細な母親の言動に傷ついて、もうウンザリだと思ったのは覚えています。

お母さんは、私のことを
本当にわかっていない
そのことを痛感して、もう全てが嫌だ、と思ったんですね。

ひきこもってやろう!と、意識的に思っていたわけではなかったと思いますが

自分の殻に閉じこもって、気づくと時間が過ぎていて、その経過に比例して
ひきこもるのをやめるタイミングをうまく掴めず、ズルズルしていたような気がします。

私は、自分の思う通りに、母親に自分の辛さ、悲しさ、寂しさ、苦しさ
わかってもらいたかった
共感して欲しかった
受け止めてもらいたかった、のです。

何がそんなに辛かったかと言えば
●生きることの意味がわからない
●自分がわからない
●人と仲良くなって繋がりたいけど全く上手くいかない
そんなような気持ちだったと今振り返って思うんですよね。

終わらない思春期


斎藤 環先生の著書 PHP新書
『社会的ひきこもり 終わらない思春期』には、以下のように書かれています。

以下引用

「社会的ひきこもり」は思春期心性に深く根差した問題であり、人格発達途上における、一種の未熟さ故に起こってくる問題。
不登校、家庭内暴力、強迫症状、対人恐怖症などの思春期心性と深く結びついた症状が伴うことが多い。

引用終わり

上記の私の場合にもあるように
当時の私が思っていることって

一言で言えば お母さん、わかってよ! です。

これって、思春期を含めた
それ以前の、子どもの時の気持ちなんですよね。
子どものまま、未熟なままなのです。

斎藤先生の 思春期心性に根ざした問題 という表現は
まさにその通りだと感じます。

思春期というのは、子どもから大人へと成長する時期ですが

それは、それまでの
親の考えに依存して親と一体化して生きてきた人生から

自分の感覚や考えを信じて自分の力で一人で生きていく人生への大転換期です。

自分自身の再構築が起こるので
心理的には生きるか死ぬかの
大きな不安や恐怖が伴います。

でも、これを乗り越えなければ
自分を生きる人生は獲得できないから前進していかないといけないけど

そのための、保険というか
成長しても大丈夫だという 安心が欲しい わけです。

傷ついたり、苦しくなったらいつでも戻って来られる
安全基地のような場所があると感じていたいんです。

言いかえれば 愛着 ですよね。(愛着ってほんとに大切…)

その愛着が安定していないから、無理矢理にでも安定させたい。

だから、私の場合
お母さんが
わかってくれなきゃ嫌だ! と、ひきこもって
母親がどんな自分でもちゃんと受け止めてくれるか、試していたという面もたぶんにあったと思います。

そして、そんな私は、引用にあるように、不登校や対人恐怖、強迫観念の問題もありました。
もともと、中学から学校をサボリ気味で、高校も出席日数ギリギリで卒業しました。

人見知りが激しく、人との関係性が苦手だったし(対人恐怖)
体臭が気になって、外へ行く時には、シャワーを浴びないと出られなかったし(強迫観念)
掃除やアイロンがけとか、完璧にやらないといられなかったから(強迫観念)

やるたびにエネルギーを消耗して、ものすごく大変だったとか
そんな感じでした。。

ひきこもり
(ひきこもりながら、親が自分のことを考えてくれているかコッソリ観察している)

ふーー。
長くなってしまいました。
今日はここで終わります。

この次も良かったら読んでくださいね!

愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など
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