親を憎めば憎むほど親に似る ②
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きるためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト 藤本あ礼です。
先日は、旦那さんの両親の金婚式でした。
結婚50周年! ひょえー!
半世紀ですよ、すごいですねー。
兄弟家族、勢揃いでお祝いをしました。
お義父さん、お義母さん
いつまでもお元気でいてくださいね!
--------------------
では、今日は、前回の続き
「親を憎めば憎むほど親に似る ②」
です。
両親みたいな人間には
なりたくない!
そう思っているのに
なぜ、似てしまうのか?
原因は色々あると思いますが
今回は、二つの要素から
考えることにしました。
二つの要素
それは
・執着
・人生脚本
です。
前回は、執着について書きました。
今日は、人生脚本についてです。
❑人生脚本あるある
人生脚本:交流分析を提唱したエリック・バーン氏による考え方
人生脚本とは
決断された信条(思い込み)の
集合体である
たとえば
幼少期、親からDVを受けていると
その子は同じことを自分の家族にする
とか
アル中の親を見て軽蔑していたのに
同じアル中になってしまった
とか
親が離婚して苦労したのに
自分も離婚してしまった
とか。
よくあるパターンですよね。
こういったことが
人生脚本のあるあるなんです。
前回のYちゃんの話も同じでしたね。
自分で嫌だ、やめたいと思っても
やめることができない生き方・パターンを
人生脚本と言います。
人生脚本とは
無意識の人生計画なのです。
(怖いよーー 😥 )
そして、それは
幼少期の親子関係に大きな影響を受けます。
❑親子関係が人生脚本に関係する理由
それはですね
私たちが最初に学ぶ人間関係が
親、養育者との関係だからです。
私たちは、この世に
未熟な存在として生まれます。
一人では生きていけないので
親に依存しながら
親の生き方を学びます。
人間関係の築き方、恋愛の仕方
仕事の選び方、結婚や子育て
病気や健康、死に方まで
良いものも、そうでないものも
幼児の柔らかい脳で吸収します。
そして、それがその人の生き方へと
無意識に、自然になっていくのです。
ですから、子どもが親に似るのは
すごく当たり前のことなんですよね。
でも、嫌な部分は絶対に似たくない!
私たちはそう思うわけですが
じゃあ、そうならないために
何ができるのでしょうか?
❑自分はどうしたいのか?
前回のYちゃんは
私の友人なのですが
子どもに、「ママ見て!ママ見て!」
と、求められるとイラッとして
無視したくなることで悩んでいました。
彼女自身も、子どもの時に
お母さんを求めても無視されてきたので
人を感情のままに求めること=嫌われること
という思い込みを形成して
(人生脚本)
母を求めたい欲求を
我慢して、消して生きてきました。
なので、子どもを受け入れなきゃ
とは思うんだけれど、本音は、、
「私だって甘えたかったんだから。
頑張って我慢したんだから。
この辛い気持ち
同じようにわかりなさいよ。
あなたも我慢しなさいよ。」
これだったんですね。
頑張って我慢してきたから
子どもを受け入れられないわけです。
これを、どうしていきたいか?
と、考えることは
一つの大きな解決策への道です。
❑人生脚本を書き換える
たとえば、Yちゃんが
子どもの欲求を受け入れたい
という気持ちがあったとします。
この場合、リトリーブでは、まず
Yちゃん自身の癒しにフォーカスします。
Yちゃんが、お母さんを求めても
無視されて、大事に愛してもらえなくて
怖かった
寂しかった
苦しかった
辛かった
悲しかった
悔しかった
って、本当は感じていたけれど
頑張って蓋をして感じないようにしていた
本音に触れます。
そして、それをゆっくり解放していきます。
セッションで
我慢していた感情を解放して
自分の気持ちを受け入れていくと
そのうち、お子さんに対する
イライラは減って、受け入れやすくなります。
セラピストさんやアシさんに
受けとめてもらいながら
守ってもらえる感覚や
安心する感覚を入れていきます。
(愛着を育んでいく)
そして
人を感情のままに求めても
私は受け入れてもらえる
私は大事に愛される存在
という感覚を養っていくのです。
これが、人生脚本の書き換えです。
❑最後に
憎しみや恨みって
生きる原動力になったりするので
なかなか
手放しにくい感情だったりします。
また、憎しみを手放すことが
(親のために)親を許すこと
と、勘違いしてしまう人もいます。
違うんですね。
許すという行為は、完全に
自分のためにすることです。
自分を本当に
幸せにしたいか。
あなたはどうですか?
愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など
心理カウンセリング・セラピーのお申し込み⇩