愛着が不安定な人は、危機的状況に耐えられない

 

こんにちは!
 
 
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。 
 
 
心理カウンセラー・セラピスト 
藤本 あ礼です。
 
 
 
 
3月11日が今年も過ぎました。
 
 
 
今、私が家に住んでいること
水や電気を自由に使えていること
大切な人と一緒にいること
心が穏やかであること
 
 
 
あたりまえの日常が、私たちに
どんなに安心を与えてくれているか。
そのことを振り返る機会を頂けます。
改めて、感謝をする日です。
 
 
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それでは、今日のブログです。
 
 
「愛着が不安定な人は、危機的状況に耐えられない」
 
 
 
3.11の原発事故があった時に
放射能の影響から逃れるために
他県や他国に引越しした人って
結構いらっしゃいました。
 
 
 
私の親戚にも家族ごと
他県に越した人がいました。
 
 
 
避難する判断はその人それぞれですが
親戚には少々問題がありました。
 
 
 
それは、家族ごと他県に引っ越す
経済力が無かったのです。
なので、借金をしました。
 
 
 
引越し先で、新たに仕事に就きましたが
子供が新しい環境に馴染めず
結局、1年後、東京に戻ることに。。
 
 
 
親戚は、度重なる引越しや転職で借金が増え
最終的には自己破産をしてしまいました。
 
 
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また、他の知り合いにも
借金をして他県に越した人がいたんですが
 
 
 
数年後、なんと
その県で大きな地震が起きガーン
やはり東京に戻りました。。
 
 
 
***
 
 
 
避難をして放射能や災害などを
避けられるのであれば
それに越した事はない!
と私は思います。
 
 
 
ただ
多額の借金をしてまでの引越に
当時の私は、少し疑問を感じました。
 
 
 
けれど、今回、コロナウィルスの騒動で
トイレットペーパーやお米などを
過剰に購入する人の行動を見ていて
その疑問がとけ、腑に落ちたんです。
 
 
 
 
❏危機的状況に耐えられない人
 
 
 
放射能が恐ろしくて
いても立ってもいられず
自分の経済力や先の見通しの
判断ができないまま行動したり
 
 
 
報道に恐怖を覚えて
他の人や後先を考えられず
過剰に買い物をしてしまう人に
共通することは
 
 
 
愛着の不安定さ
があるかもしれない、、
 
 
 
それゆえ
危機的状況に耐えられない
可能性が大きいと思ったんです。
 
 
 
 
❏愛着が不安定だと、なぜ耐えられないのか?
 
 
 
愛着というのは
乳幼児期に親との関係で培われる
安心感や信頼感、自己肯定感のような感覚です。
 
 
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乳幼児期に、十分に甘えたり
スキンシップをもらったり
自分の思った通りに応答や
共感してもらう経験が少ないと
愛着が不安定になります。
 
 
 
すると、
 
誰にも助けてもらえない
守ってもらえない
 
という感覚を強く持ってしまうことがあります。
 
 
 
助けてもらえない
命を守ってもらえない
って、すごく怖い感覚です。
 
 
 
死の感覚に結びつくからです。
 
 
 
ですので、危機的状況に陥ると
死の恐怖で頭がいっぱいいっぱいに
なってしまい
 
 
 
後先を考えるような
冷静な思考や判断が
出来なくなってしまいます。
 
 
 
そういう人に
 
よく考えて!
落ち着いて!
 
と言っても
あまり効果がありません。。
 
 
 
恐怖があまりにも強いからです。
恐怖に引っ張られてパニック状態なんです。
 
 
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そのことを知ってか否か
マスメディアは過剰に恐怖を煽りますね。
 
 
 
恐怖が強い人は
恐怖から解放されたくて
安心したくて
報道を見続けてしまい
結果、余計に恐怖を煽られてしまいます。
 
 
 
でも、見ないでもいられないんです。
すごく怖いから。
完全に負のループです。
 
 
 
 
❏どうしたらいいの?
 
 
 
とりあえずですね
コロナが怖くて不安な人は
自分の気持ちを受け止めてくれる人、
パートナーや友人、家族、同僚などに
不安で怖いと伝えてみるのも
一つの手かもしれません。
可能ならハグしてもらってください。
 
 
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(人間だって動物だって温もりの中で安心したい…)

 
そういう相手がいない人は
しばらくテレビを消してみましょう。
体が冷えていたら温めましょう。
体を冷やしてはいけません。
 
 
 
そして、体を自分でさすりながら
怖いね、怖くていいよ、死なないよ
と毎日何度も伝えてみてください。
 
 
 
呼吸に注意を向けて
怖い気持ちを感じたまま
息を深く吐くことも良いかもしれません。
 
 
 
これらは、応急処置としての対策ですが
やはり、大切なことは
根本の愛着の問題を見ていくことだと思います。
 
 
 
愛着の安定には
時間をかける必要がありますし
愛着は人との関係で培われるものなので
1人で解決できるものではありません。
 
 
 
ですので、リトリーブサイコセラピーでは
様々な講座や勉強会、電話カウンセリング、
1dayセミナーやワークショップを通して
仲間とともに愛着を養っています。
 
 
 
私は、何年かかけて愛着を育ててきて
怖かったり不安になったら
夫や仲間に助けてもらいながら
現実を乗り越えられるようになりました。
 
 
 
以前は、1人で恐怖を抱えていたので
問題が起きると、パニックになって
投げ出したり逃げ出したりしていたのです。
 
 
 
今は、みんなに助けてもらいながら
自分の頭でも冷静に考えて行動する
ことができるようになりましたよ。
 
 
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4月29日(土)東京にて
愛着に関する1dayセミナーを開催します!
 
3人の公認セラピストによる
リレーセミナーとオープンセッションです。
 
様々な角度から愛着についてお話します。
ぜひ、この機会にご参加ください。
 
1dayセミナーの詳細とお申し込みはこちらから。
 
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3月から、大阪でリトリーブサイコセラピー
基礎講座が始まります!
3月はzoomのオンライン講座
対面のセミナーは5月から始まります。
 
 
 
 

愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など

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