引きこもりが起こる家族とは
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きるためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
寒くなりましたねーー。
年齢を重ねるごとに
冬に弱くなりました。
おばちゃん、寒いの耐えられません。
そんな私ですが
最近、すごい高性能の味方が!!!
ユニクロの極暖!!
知ってた?知ってた?
あれすごい暖かいね!
この冬は、これで乗り切る。
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それでは、今日は
「引きこもりが起こる家族とは」
について書きます。
❑振り返り
2回に渡り
引きこもりのお子さんのいる
親御さんの心理を見てきました。
前々回は、母親であるF子さんが
自分がちゃんとしていることを
証明するために
無意識のうちに
息子さんを利用してしまっていた
ことがわかりましたね。
そして前回は
父親であるS男さんが
妻の気持ちに向き合う恐怖や
自分の感情に触れる恐怖を
避けるために
無関心という形で
無意識に家族と距離を置き
父親としての責任を放棄していた
ことがわかりました。
(因みに、F子さんとS男さんは
ご夫婦ではありません!)
お二人とも
自分のパートナーと
離婚を考えているとかじゃないけど
相手に対して
心の底から
信頼しているとは言えない
と仰っていました。
❑ひきこもりの子の親が幸せじゃない
そもそも、これなんです。
ひきこもりの子の親が
幸せじゃないんです。
実際に
F子さんは
ちゃんとしていない自分を
誰にも見せられない
と言っていたし
S男さんは
感情が怖くて
何もできない自分は
絶対にバレたくない
と、言っていました。
ありのままの自分を
パートナーにすら
見せることができないわけです。
これは、本当は
とても苦しい状態だと思います。
❑なぜ、ありのままの自分を見せられない?
心理学的には、その理由を
生育過程で、両親に
ありのままの自分を
受け止めてもらってない
から、と考えます。
F子さんやS男さんも
幼少の頃から
ご両親に
ありのままを
受け止めてもらえず
親の望む人になって!と
言われてきた可能性があります。
🔵ちゃんとしてないと困るのよ
🔵親に迷惑かけないで
🔵そんなことして恥ずかしい
🔵男で弱いなんて情けない
🔵できない子はこの家にはいらない
🔵私(親)のことを助けて
🔵私(親)のことを守って
たとえば
こんな風に言われ続けたり
エネルギーを向けられて
いたかもしれません。
❑子はかすがいになる
子はかすがい
という言葉があります。
故事ことわざ辞典によると
夫婦仲が悪くても
子への愛情のおかげで
夫婦の縁を切らずに
いられる、ということ
「鎹(かすがい)」とは
材木と材木とを
つなぎとめるために打ち込む
両端の曲がった大きな釘のこと
(写真お借りしました)
と、あります。
子どもが安心して
生きていくためには
両親が幸せで、家が安定して
自分を愛してもらうこと
が不可欠です。
もし、親が不安定で
家族がバラバラだったら
子どもは、自分が
安心して生きていくために
大好きで大好きな親のために
かすがいにでも、何でもなって
どうにか家族が続くように
父母が幸せになるように
自分が見てもらえるように
できることなら
何でもしようとします。
🔷わがまま言わない
🔷欲求出さない
🔷感情出さない(泣かない)
🔷親の顔色を伺う
🔷自分の意見は言わない
たとえば、そんな風に
生きる選択をするかもしれません。
実際、クライアントさんでも
こういう方は本当に多いのです。
そうやって
自分を失い続けて
誰かのための人生を生き続けると
苦しくて
なぜ生きているのか
わからなくなってきます。
体は大人へと成長しても
心が子どものまま成長できずに
留まってしまいます。
すると、自分が家庭を持った時に
その苦しさを家族の誰かに
埋めてもらおうとしたり
家族の苦しみから
逃げてしまったりします。
または、自立を目の前にして
人生に行き詰まり
一歩も動けなくなって
ひきこもったりします。
こうして考えてみると
ひきこもりの子も親も
根っこでは同じ問題を抱えている
ということがわかります。
(繰り返される人生脚本)
❑どうなったら解決?
どうなったら解決なのでしょうね。
何をもって解決というのか。
それは、その人その人で違うでしょう。
私がひきこもった時は
まずは、ひきこもりからの脱出が
一つのゴールでした。
でも、ひきこもりから抜け出せても
生きづらさは変わりませんでした。
リトリーブサイコセラピーに出会って
自分の感覚や感情を取り戻し
誰かのための
役割の人生ではなく
自分の人生を歩む
という決意ができてから
本当の意味で
自分の中に解放が起きて
死にたい気持ちはなくなりました。
ひきこもりという現象は
家庭に要因があると言えます。
それに気づいた時
どうするのか?
どうしたいのか?
子どもの引きこもりを直すため
じゃなくて
親御さん自身の人生を
どうするのか?
どう生きたいのか?
まずは、そこを考えていくことが
遠回りのようで近道という気がします。
愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など
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