出木杉君、出木杉さんの苦しみ
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
サツマイモの
おいしい季節になりました。
最近のサツマイモって
すごく甘くてねっとりしてますね。
私、強い甘さが苦手で
昔食べていたような
あっさり甘さのサツマイモが
恋しいです!
さて、今日のブログは
「出木杉君、出木杉さんの苦しみ」
ドラえもんのキャラクターに
小学生にもかかわらず
やることなす事、すべて完璧で才能がある
「出木杉くん」
という
キャラクターがいます。↓
出木杉君は、勉強も運動も芸術も
プロ並みの能力があり
担任の先生からは
「出木杉は立派だ!
みんな出木杉を見習うように!」
と、いつも言われています。
お小遣いは家庭教師をして
自分で稼いじゃう
スーパー小学生なんですね。
そんな完璧な出木杉君は
しずかちゃんのことが好きで
プロポーズをするのですが
「あなたは一人でなんでもできるでしょ」
という理由で
フラれてしまうんです。
フラれる理由が
なんとも切な過ぎる…
❑世の中の出木杉君や出木杉さんたち
ドラえもんの中の出木杉君って
実在しないほど完璧だけど
この世の中には
優秀で器用で努力家な
出木杉君や出木杉さんは
たくさんいます。
立派だ!偉い!すごい!出来る子ね!
しっかり者!頼りがいあるわ~!
と言われ、そういう目で見られ
期待を裏切らない、、
そんな、できちゃう人って
案外たくさんいます。
これがね
好きで、楽しくてやっていれば
なにも問題ないのですが
そうじゃない場合も
あるわけです。
(問題はここ!)
❑できてしまう苦悩
私は、子どもの頃から
落ちこぼれでですね
できない苦悩がずっとありましたが
クライアントさんの中には
全く真逆の、できてしまう苦悩を
お持ちの方っています。
まぁ、ご本人は
出来てしまって困ってます
と訴えてくるのではなく、多くは
嫌だ
無理
助けて
できない
やりたくない
失敗怖い
が、言えない、
言いたいことが言えない
っていう、お悩みです。
❑できる自分を演じ続ける
こういう方は、幼少期から
できる自分を演じ続けている
場合が多いのです。
えっと、、、
本当はできないのに
できる自分を演じている
というよりは
誰かのために
できる自分を生きている
自分の能力を消費している
という状態です。
行動パターンとしては
🔴自分の気持ちを言えない
🔴人のお世話ばかりする
🔴人の上になって支配的になる
🔴期待に必要以上に応えようとして
頑張りすぎる
🔴自分を後回しにしているので
イライラが溜まって爆発する
🔴パニック障害を持ちやすい
🔴子どもっぽかったり、甘える人が嫌い
などの特徴があったりします。
そして、できる自分を演じている人は
以下のような幼少期があったかもしれません。
🔵苦労が多く可哀想な親を慰めていた
🔵可哀想な兄弟・姉妹の面倒を見ていた
🔵いい子でいると見てもらえた
🔵両親の喧嘩の仲裁に入っていた
🔵親の過度な期待に応え続けてきた
🔵親が障害があったり病弱だった
🔵経済的に厳しかった
🔵親が不在がち
🔵厳しくしつけられた
🔵親が幼稚
など
❑できる自分でいるメリット&デメリット
できる自分でいたら、頑張れて
親や周囲から注目や賞賛をもらえて
承認欲求が、その時は
一瞬満たされるかもしれないけれど
(メリット↑)
自分のために
頑張っているわけじゃないから
だんだん、重荷になります。
不安な気持ちを言えないから
甘えられないし
甘えられないから
子どもっぽい行動をする人に
イライラします。
でも、賞賛を得られないのは恐怖だから
できない自分は見せられません。
そんな自分を見せるくらいなら
弱音を吐くくらいなら
一人ぼっちでも
強がって期待に応え続ける…
(デメリット↑)
これは、、、
相当苦しいし孤独ですね。。
そんな状態なのに
大好きな人に
「あなたは一人で何でもできるでしょ」
なんて言われた日には
発狂しそうじゃないですか?
本当は自信なんかなくて
死ぬ思いで頑張り続けているのに
わかってもらえないって
絶望です。
❑どうしたら良いのか?
もし、あなたが
出木杉君や出木杉さんに
当てはまるとしたら…
どうしたら良いのでしょう?
まず、初期のステップとしては
自分の体の感覚に聞く
ことです。
これは基本中の基本ですが
めちゃくちゃ大切なことです。
たとえばね
お腹が空いた時
一番に何を食べたいと言っているか
自分の体に聞きます。
お蕎麦?
おにぎり?
パスタ?
お寿司?
ラーメン?
ステーキ?
みたいに。
そして、体が反応するものを選ぶ。
何か嫌なことがあったら
嫌だと感じていることを感じて認めてみます。
嫌だと思っていい
嫌だと感じていい
助けて欲しい
そう呟いてみて
更に体の感覚を感じてみましょう。
人と接していて
体のどこかがモヤモヤしたら
モヤモヤするところに手を当てて
私に何を伝えようとしているの?
と、聞いてみてください。
体が何か言ってくれればいいけど
何も言ってくれなかったら
また聞くから教えてね
と伝えましょう。
そんなふうにして
あなたの体(首から下)の感覚に
いつでも寄り添うことをします。
これは、自分の感覚や感情を
大切にすることなので
基本なのです!
まずは、そこからやってみてください。
それでは、今日はこの辺で!
来年の2月から土日基礎コースが始まります!
愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など