しつけと虐待 ②
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
引越しで出たダンボールが
まだ、家に積んであります。
ちょっとそこに
寝っ転がってみました。
あら!!
暖かくてとても快適!!
すごく気持ち良い♡
すごいね、ダンボール!
夫はこの上で
お昼寝をしています。
(つんつるてんのカーテン!)
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さて、間が空いてしまいましたが
前回のブログの続きです。
『しつけと虐待 ②』
前回はしつけについて書きました。
今回は、虐待について
書いてみようと思います。
❑子どもの虐待とは
子どもへの虐待は大別して
子どもへの積極的な行為(作為)である
「虐待(Abuse)」と
子どもの ニーズを満たさない(不作為)
「ネグレクト(Neglect)」
(養育の怠慢・放置・拒否
と表現されることも ある)
とに分類されます。
この虐待とネグレクトを
統合する概念として
マルトリートメント
「Maltreatment」
という用語が用いられることもあります。
子ども虐待(Maltreatment) 定義の
重要な点の一つは
それに「加害者の動機」が
含まれていないことです。
加害者の、
子どもに対して加害行為をしよう
という動機や悪意の有無は
それが
虐待であるか否かを判断する条件
にはなりません。
子どもの虐待は
「子どもの健康と安全が
危機的状況にある」
という認識です。
たとえ、養育者が
良かれと思っていても、
信念を持ってしつけをしたとしても
虐待と判断される場合もあり得ます。
また、「虐待」という認識は
「子どもと家族への援助」
へのきっかけであって
「加害者の告発」ではありません。
(日本小児科学会より)
❑虐待の種類
身体的虐待
叩く、殴る、蹴る、逆さづり、
首を絞める、激しく揺さぶる
口を強く押さえる、投げ落とす
火傷させる、溺れさせる
冬に戸外に閉め出す、、など
性的虐待
子どもへの性交、性的いたずら
性器や性交を見せる
ポルノグラフィーの被写体にする
など
子どもにわいせつな行為をしたり
させたり、見せること。
心理的虐待
言葉で脅す、脅迫する
心を傷つける言動を繰り返す
無視、拒否的な態度
兄弟姉妹間での差別をする
親の喧嘩を子どもに見せる
など
ネグレクト
適切な食事を与えない
不潔なままにする
病気や怪我をしても病院に連れて行かない
乳幼児を車や家に置き去り
家に閉じ込める
子どもに必要な愛情など情緒的欲求に応じない
同居人が虐待をしていても放置
など
❑危機的状況がトラウマをうむ
トラウマ体験で意外と多いのが
脅し、脅迫です。
脅しって言葉で見ると
暴力団の人がするようなイメージですが
🔵早くしないと置いてくよ!
🔵いい子にしてないとオバケが来るよ!
🔵泣き止まないとダメよ!
🔵ちゃんとしないと恥ずかしいよ!
🔵グズグズしてたらあげないよ!
などなど
こんなふうに
普段からつい言ってしまうこと
ありませんか?
これらの言葉って
自分の力で生きていけない
小さくて弱い子どもからすると
時には、自分の命の危機に
相当することもあるのです。
言葉にしなくても
そう思っているだけでも
結構、伝わっていたりします。
これが虐待に当てはまるのか否かは
私には判断できませんが
毎日のように積み重ねられると
トラウマになることが多いのは
クライアントさんと接していて
よく感じることです。
たとえば、脅しという形で
コントロールをされ続けた幼少期により
ちゃんとできない自分には
生きる資格がない、意味がない
と感じて悩んでしまう
クライアントさんも少なくありません。
❑私もしていたかもしれない
私は子どもがいないのですけれど
もしいたとしたら
命を奪うほどの虐待はしなくても
子どもの心にトラウマを負わせる行為を
きっとしていたと思います。
子育てって
自分がされてきたことが
無意識に出てしまうからです。
なので、もし、このブログを読んで
自分の子育てに不安を感じる方がいたら
一番重要なことは
親御さん自身の
幼少期を振り返って
必要であれば
心の傷を癒すこと
だと伝えたいです。
リトリーブでは
お子さんとの関係を改善された
お母さんたちがたくさんいるからです。
それでは、またです。
良い連休をお過ごしくださいね!!
愛着障害、うつ、人が怖い、ひきこもり、パニック障害など