「依存」と「頼る」の違い
こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという方法で
安心して幸せに生きる
ためのお手伝いをしています。
心理カウンセラー・セラピスト
藤本 あ礼です。
花粉症の季節真っ只中ですね!
私、なぜか今年
花粉症が悪化してます(T_T)
老化なのか?
山梨は花粉が多いのか??
いずれにせよ
毎日のように鼻水を垂らしております…
(コロナじゃないよ!)
さて、先日、
クライアントさんから
依存するのと、頼るの違い
って何ですか?
と聞かれました。
この質問、時々受けるので
今日はブログに書いてみたいと思います。
「依存と頼るの違い」
目次
・何が不安か?
・依存している状態とは?
・頼っている状態とは?
・依存的だった私の乗り越え方
❏何が不安か?
よくね、
「相手に頼ると、ものすごく依存してしまいそうで怖いんです…」
って、クライアントさんが
言われることがあります。
こういう時、何が起きているかというと
本当はとても
わかって欲しい
見て欲しい
聞いて欲しい…
そんな欲求があるわけです。
まぁ、誰にでもある欲求なんですけど
これをずっと我慢して
生きてきた感覚がある人は
ちょっとでもその我慢をやめると
今まで我慢してきた分まで
ドバドバ欲求が無限に
溢れてしまうかもしれない
そうなったら
相手に嫌がられてしまうんじゃないか
という不安が生まれるんですね。
私も、同じような不安に
陥ったことがあります。
これってね、言い換えると
人との距離感がわからない
ということだと思います。
❏依存している状態とは?
私、個人が考える、依存状態というのは
🔴 他者に無限に欲求が続く
🔴 相手への期待値レベルが100%〜120%
🔴 相手と自分の間が無境界
🔴 頼る相手が1人とか、多くても2人くらいと少数に限定されている
🔴 相手が自分に共感していることを、嬉しいけど受け止められない
こんな感じです。
人へ依存しがちな人は
幼少期に十分に甘えられなかった人が多く
愛着が不安定になりやすいです。
幼児期の基本的欲求が
満たされていない状態なので
大人になっても、それを満たしたい
気持ちが出てきたりするんですね。
だから、甘えられる、助けてもらえる
と感じた人との関係になると
親の投影が起こったりして
24時間、自分が望んだ時に
いつでも完全にわかって欲しい!
些細なことでも
迷ったり悩んだら
どうしたらいいか
すぐに教えて欲しい!
というような欲求が
止まらなかったり
相手に自分の全てを丸投げして
自分の頭で考えることをしなかったり
たとえ、相手にわかってもらって
安心感を感じたとしても
申し訳ない感じがしたり
迷惑かける気がして
相手の好意を完全に受け取れず
安心感を持続させなかったり…
こんなふうに、相手との距離が
近すぎたり遠すぎたりして
最終的に、相手から
ウザがられてしまったりします。
❏頼っている状態とは?
相手に頼りすぎて依存するのではなく
適度に頼る場合はどういう状態かと言うと
🔴 他者へ無限に欲求は続かない
🔴 相手への期待値レベルが100%じゃない
(高くても60%くらい…かな?)
🔴 相手と自分の間に境界線がある
🔴 頼る相手が何人もいる
🔴 相手が自分に共感してくれていることを、受け止められる
依存と反対の状態ですね。
相手に100%わかって!
とは、求めないし
(相手が親ではないことがわかっている)
話を聞いて共感して欲しい時に
最初に選んだ相手が
忙しかったりして
わかってくれなさそうなら
諦めることができるし
他の違う人に頼ることが出来ます。
そして、相手にわかってもらったら
その喜びを受け取れるので
満足できて、安心を感じ続けます。
軸が自分自身にあるので
相手と無境界にならず
適度な距離で居られるわけです。
❏依存的だった私の乗り越え方
「依存」しがちな人は
愛着が不安定なので
依存しちゃダメだ
我慢しなきゃ、と思いながらも
わかって…わかって…
と、相反する気持ちが内在して
葛藤が起きるので苦しいです。
0か100思考で極端になってしまい
丁度いい関係性、距離感が
わからないんですよね。
私も、その葛藤だらけでしたから
よくよくわかります。
ここを、私自身が
どう乗り越えてきたかと言うと
まずは、幼児期の
両親との関係を見直して
人に対する恐怖と向き合い、
相手を信じるチャレンジや
相手を求めて近づくチャレンジ
などを、していきました。
怖い感覚を無視せず、感じながら
不器用ながらも、相手と関わっていきました。
愛着が不安定な人は
幼児期の親子関係に傷があるので
対人関係が苦手です。
苦手だから
それを避け続けているわけだけど
それをしていたら、ずっと孤独なのです。
好きな人ができても
信じたいと思う仲間ができても
本当の意味で繋がることができません。
私は、それが
もう本当に嫌だったので
たとえ、相手に嫌がられても
思った通りにわかってもらえなくても
信じよう、深く関わろうと
セッションを受けながら
腹を括ったのです。
距離感がわからなかったから
意識的に近づき過ぎたり
離れすぎたりしてみて
失敗しながら
(今でも失敗するけれど)
体験を通して
人との適度な距離感を体で覚えました。
そのおかげで今は
大好きな家族ができて
大好きな仲間と一緒に
生きていますよ!
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